Lady Janeと映画、運動

二日目の夜は、映画ナイトだ。
青山真治さんの映画「路地へ 中上健次の残したフィルム」の上映、大友良英さんのライブ、そのあとに青山さんとLady Janeのオーナーの大木さんのトークがある。
昨日「演劇人が一挙に動いたのは初めて」と書いたけれど、とある方面の人々が熱狂的に支持しているであろうこのお二人が揃って出てくださることになったのも、今回が初めてだ。

スズナリ野田さんの提案で、今回のイベントは夜は音楽、映画、演劇ということになった。演目が決まっていないとき、「下北沢、といって連想する映画って何だろうね。」と、商業者協議会のみんなで話し合った。野田さんが「『ざわざわ下北沢』はどうですか。」と言ったら、大木さんが、正確なことはあまり覚えてないけど、「つまんねえよ、あれ。もっとほかにいいのがあるだろ。」みたいなことを言い放った。(私も同感だ)
それで、『路地へ』の上映に決まった。

青山さんは、LadyJaneの常連である。私も何度かお店で遭遇したことがある。カウンターで私をはさんで、大木さんと青山さんがほがらかに音楽の話をしていたことや、『東京から考える』(東浩紀、北田暁大著。)をめぐって、青山さんとしばらくジャスコ化、ストリート、路地について激論(?)したこともある。(あたりまえだが酔っ払いながら。)

わたしは大学のころから映画が好きだった。
当然、青山真治さんの映画もよく見ていた。周囲に『ユリイカ』をおそらくは10回以上(いや、もっと?)は見ているであろう青年男子の友人もいる。
だからこそ、再開発反対運動をすることで、こんなふうにしてご当人と知り合う機会があるのは、なんだか不思議な気分だ。
(私は一介の大学院生ですが、偶然お店の人と知り合う機会が多かったので「下北沢商業者協議会」の仕事をやっているのです。)

経緯はよく知らないのだけど、大友さんもLady Janeの大木さんと深い付き合いのようだ。
大友さんはご自身の日記の中で、大木さんのことをこのように書いている。
Lady Janeは、70年代には松田優作やら相米慎二が入り浸り、今日に至るまで、我等のような音楽をやる人間の牙城とも言える店。PITINNとともにオレを育ててくれた店でもある。大木さんに何かを頼まれたら、オレは、四の五の言わず直立不動で「YES」を言うことにしてる。無名時代から現在に至るまで、そのくらい世話になっているのだ。(2007年5月16日の大友さんの日記より)


うーん。なんだかすごい。

出会って数年だけど、私もずいぶん大木さんにお世話になっている。
悲しいこととかむかついたことがあるとその日のうちに大木さんに話しに行く。慰められてるうちになぜか言い合いになったりして、酒をどんどんと飲んでいる。
「この人には何を話しても大丈夫。」という安心感があるからそうなる。
60歳過ぎの人と、ここまで仲良くなるとは正直びっくりだ。

このことは別にまた書きたいのだけど、LadyJaneは今まで下北沢のお店の再開発反対運動を先頭にたって引っ張ってきた。
LadyJaneと下北沢と映画と音楽と運動と… 
これらが私の中では連想ゲームのようにつながっている。そのことを、みんなに伝えたい。

8月14日の夜は、LadyJane界隈のおふたりが登場する。
是非来てください。
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by shimo_voice | 2007-08-02 05:30


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